2017年9月30日

Apple の時計と鉛筆

どちらもアップル製品群の中では副次的

腕時計もペンも人類に長く使われてきているそうで、腕時計は19世紀の後半、ペンに至っては古代エジプト時代から使われ始めたと言われている。
アップルが再発明したと豪語するペンと時計はしかし、Apple製品群の中ではiPhoneやiPad Proがないと使えない副次的な製品と言える。
果たして使用頻度は高いのか、低いのか。

時計であって時計でない、鉛筆であって鉛筆でない

どちらの製品も時計や鉛筆の形をしているが、どちらも厳密には時計でもないし、鉛筆でもない。本来の機能の他に、それ以外の新しい機能が付加されている。
本来業務と付加業務の組み合わせ製品だとすると、時計の方はその割合が8:2、鉛筆の方は1:9な印象である。そしてこの比率がそのまま、道具としての使用頻度を表している。時計の方は毎日充電しなくてはいけないという点を除けば、基本的に時計として機能する。腕に巻いておき、手首を傾けると時間を教えてくれる。それにプラスしてスマホで起こる諸々のイベントをリアルタイムに手首を振動させて伝えてくれる。iPhone に入っている音楽をコントロールしたり、運動の様子を記録したりすることもできる。電車に乗ったりコンビニで買い物をしたりできる。多機能だけれど、基本スタンスは腕時計。毎日腕に巻いておけば便利。

apple pencilは専用の紙がないと始まらない

専用の紙とはつまりiPad Proである。これがないとただの1万円もする、プラスチックの棒である。しかも汎用的な筆箱に収めるには長すぎる長さのプラスチックである。iPad Pro 10.5を使っているが、本体とペンシルを一緒に持ち歩くにはかなり気を使う。磁石でくっつくわけでもないし筆箱にも入らない。基本的に鞄を持たない生活をしているので、意識的に別々に持ち歩く必要がある。裏返すと、めんどくさくて自宅にペンシルを置きっ放しにすることもよくあるわけで、結果として持ち歩き頻度が下がってしまっている。一方自宅でも、いざ使おうという時には大抵バッテリー切れになっているし、専用のアプリを立ち上げて、ペアリングして、とかやっているうちには紙とペンで書いた方が早い。よほど多彩なペン種を駆使して絵を描くとかでなければあえてペンシルとiPad Pro 10.5の組み合わせを使う必要もない。

ペンシルは描く機能が1割

だからApple Pencilは本来機能が1割で、そのほかの特殊な付加機能が9割なのである。特殊な状況での「描く」という場面でのみ、Apple Pencilが活躍する。
この立ち位置のせいで、日々使う製品として優れているのはアップルウォッチの方で、Apple Pencilは使用頻度がそれよりもぐっと下がってしまうのである。
以上のような理由から、あちこちのブログで見られるように紙のメモ帳とペンを、Apple PencilとiPad Pro 10.5の組み合わせに切り替えるにはそれなりに覚悟と忍耐がいる。メモ用途、アイディアクリエイション用途では、今の所紙とペンの組み合わせにはどうしても勝てない。

Apple PencilとApple Watch
Apple PencilとApple Watch

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